昭和9年に建てられたレトロな百貨店を見学してきました。

こんにちは! 幸せな暮らしの配達人 ニシヤマです。

僕は趣味と実益を兼ねて、いろんな建築を見るのが大好きです^^

今日は、経営者勉強会の同期の忘年会(はやっ!笑)のついでに
建築のイベント「イケフェス大阪」に行ってきたことを書きますね。

まず初めに訪れたのは、安藤忠雄さん設計の「日本橋の家」狭い間口の狭小地にどんな風に4階建ての建物を設計されたのか、見学するのが楽しみです♫

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おっと、すでに推定150人くらいの行列ができます(汗)

やはり人気ありますね!

ツイッターの情報では、入場までに1時間半くらいかかるらしい。。。
そんなに時間がないので、諦めました。。。

このあと、歩いてすぐのところにある「高島屋東別館」のガイドツアーへ。

申込んだ時は満席で、キャンセル待ちだったのですが、直前に空きが出て参加することができました^^

むかし新聞記事で、昭和9年のオープン当初、地下鉄堺筋線の駅を設けて直結する予定だったことを知りました(結局実現せず)。その為、駅からすぐに入館できるようにつくられているそうなんです。いったいどんなつくりになっているのか?ずっと興味がありました。

なんと百貨店の地下の壁のすぐ向こう側を地下鉄が走っているらしい。
地下鉄が通ると音が聞こえるんですよ。
なんだかワクワクしませんか?
ハッキリ言うと今回は、そこ目当てです!

でも、見学コースから外れていて見れませんでしたーー!

なんでなのーーー!? ザンネンーーー!!

気を取り直して、地下通路の見学は次回に期待することに。

さて、オープン当時は高島屋ではなくて松坂屋大阪店でしたので、名古屋の松坂屋本店を設計した伊藤禎次氏です。(ちなみに伊藤氏は、夏目漱石の義弟らしい!)

というわけで、

僕と一緒に昭和初期の百貨店へのタイムトラベルツアーに出発しましょう!(笑)

昭和初期の原型を残す百貨店はここだけ。

東京にも三越や伊勢丹など、古くて立派な百貨店が多数ありますが、当時のままの姿ではありません。
やはり商業建築なので、時代に合わせてリノベーションを繰り返しながらクラシックな雰囲気を再現しています。

では、どうしてこの建物だけが当時の姿を色濃く残しているのか?

不思議に思いませんか?

それは、松坂屋が昭和41年に閉店した後、高島屋が買取り、百貨店ではなく事務所的な利用をしていたからなんです。

だからほとんど手が加えられず、当時のままの姿を見ることができるんですね。

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当時流行したテラコッタタイルがいい雰囲気です。
製作は帝国ホテル本館のテラコッタを作った伊奈製陶(INAX)かな?って思ったけど、三重の伊賀窯業さんだそうです。

漆喰の装飾も美しい。
アカンサスをモチーフにしたものが内外各所に使われています。

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ショーウインドウのあるアーケード。当時この辺りは木造の店舗が連なる古本屋街だったので、ここは百貨店として大切な役割を果たしていたことでしょう。床のアールデコのタイルも当時のままだそうです。

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エレベーター。時計のような階数表示のランプがかわいらしい。

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オリジナルの照明器具も素敵です。

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中2階のカフェの跡。百貨店はこういう造りが多いですね。

1階は階高が高いので、中2階が可能になるんですね。

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岐阜の更紗という大理石がふんだんに使われています。
今では考えられないくらい厚い大理石の重厚感を感じます。

大理石の納入業者は関が原の矢橋大理石さんだそうです。こういうプチ情報を知ることができるのも見学ツアーの楽しいところです^^

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Rの大理石でできた階段の吹抜けを見上げたところ。

さて、いよいよ屋上に出ます。

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青空がきれいです。

増築の様子がよくわかりました。

当時、屋上は遊園地になっていて大層賑やかだったそうですよ。

その様子を想像して楽しむこともオツなものです。

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屋上には、プールもあったそうですよ!(意外に浅いです)
さらに冬はスケートリンクになったんですって!

当時の百貨店は最先端の娯楽施設だったことが伺えますね。

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あべのハルカスを遠目に見ながら、そろそろレトロ百貨店ともお別れです。

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早足で進みましたが、

昭和初期の百貨店へのタイムトラベルツアーはいかがでしたでしょうか?(笑)

最後に

今回の見学ツアーは、とっても貴重な体験でした。

写真で見るのとは違い、実際に歩いてみて初めてわかることってたくさんあります。
建築は空間の芸術ですから、中に入らないと本当の良さはわからないんですよね(住まいにも同じことが言えます)。

百貨店という本来の役割を終えてから50年の時を経た建物からは、そこはかとない重みと哀愁を感じずにはいられませんでした。つくづく行ってよかったなって思います。

昭和初期に建てられ、戦火からも逃れた貴重な百貨店建築。

末永く残されることを願うばかりです。

それでは。また!!!


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西山 浩一
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