こんにちは! ニシヤマです。
先日、富士山のふもとで開催されたキャンプインフェス「朝霧JAM」に行ってきました。
富士山の近くでキャンプをしながら音楽を聴くということは、はっきり言って最高に気持ちのいいものです。
僕が20年前に初めて参加したのは富士山のフェスだった
今から20年前の1997年に初めて参加したフェス(レイヴ?)が、富士山の日本ランドで開催された「レインボー2000」。
その前週に開催されたのが第1回目の「フジロック」。会場の天神山スキー場に台風が直撃して2日目が中止になり、悲惨な状況だったらしいです。そんな天候が不安定な富士山で行われた「レインボー2000」。前週ほどではないにしろ、やはり、台風が直撃しました(笑)。
今ほどネットが発達していない時代、僕と友人の服装は、Tシャツに短パンにサンダル(笑)。リュックの中にはタオルと下着くらい。深夜には横殴りの風雨に耐えられず、レストランやお土産屋さんで寒さに震えて過ごしました。
そんな経験から、その後はテントや寝袋を持って参加するようになり、「メタモルフォーゼ」や「ソルスティス」に家族で行ったりしてました。
ということで、今回も万全の装備で「朝霧JAM」に初の参加です。
なぜ? 駐車場に入れない!
松阪で友人を乗せて7時半に出発。会場に着いたのは12時過ぎ。
車を場外駐車場に入れて、そこから会場までシャトルバスで移動して、会場内にテントを設営するという予定でした。
ところが、駐車場のおじさんが「その色のチケットでは入れないよ!」と言います。
なぜだかわからないけど・・??
よくチケットを見たら「ふもとっぱらキャンプ場」と書いてある!
そう、チケットを買ってくれた友人が間違えて、駐車場ではなくて、ふもとっぱらキャンプ場のチケットを買っていたんですね(笑)。
なので、やむを得ずキャンプ場にテントを張ることになりました。
でも、それが逆に良かったのかも。とっても素敵なキャンプ場だったので。。
いつかここでキャンプしたいなって思ってたし(笑)。
「ふもとっぱらキャンプ場」はこんな感じ。この富士山を見たらテンション上がりますよね!
僕たちは音楽がメインでキャンプは二の次だったけど、このキャンプ場にテントを張っている人たちは、キャンプがメインの感じ。
キャンプ用品もこだわっててお洒落だし!
そして、カップルや若い人のグループ、ファミリーが多い。
所謂、リア充(?)っていうのかな!?笑
とにかく僕たちの周りはカップルばかりで、おっさんが二人でテントを張ってる時に、妙な視線を感じていた(笑)。
そう。
僕たちは間違いなく、ゲ◯のカップルだと思われてたね!笑
さくっとテントを張ったら、逃げるように(笑)、シャトルバス乗り場へ移動。
でもそこにはすごい行列ができていて、大体1時間の待ち時間。参ったな。。。
でも、誰も文句一つ言わず、むしろ楽しそうにバスを待ってます。
このあたりで、ちょっと気付いた。
このフェスって雰囲気がいいじゃないか!ってことに。
まず、お客さんがいい。みんなマナーがいい。スタッフが親切。食べるものが美味しい。会場がすばらしい。参加ミュージシャンが絶妙にツボ。そしてなんといっても富士山が近い!
生ビールで乾杯して、ランチはハヤシライス。
人が多い割にトイレもたくさんあるし、こんなに快適なフェスは初めてかも。なんて思いながら早速ステージを観ることにします。
JBと一緒にやっていたマーサ・ハイは70代とは到底思えないリズム感、声量。体に染み付いたエンターテイメント感がハンパない。いいものを観せてもらいました♬
次は4人目ののYMOと言われていた松武秀樹さん(Logic System)。ムーグのタンスと呼ばれるアナログシンセの演奏がとっても良かった。
そして、初日、2日目のトリだったデトロイトのDJ、カール・クレイグとセオ・パリッシュのご両人がノリノリで、とにかくかっこよかったーー♬
本格的なキャンプをするつもりじゃなかったけど、万が一に備えてガスバーナーとコーヒー、スープやインスタントラーメンを持ってきていたので、快適に過ごすことができました。
20年前に比べて、成長したな自分!って思った次第です!笑
雨でテント内に水たまりができるというハプニングもありつつも、
美しい自然の中で、キャンプしながら音楽を聴いたら最高にきまってますけど、
やっぱり最高でした!!!
でも、正直に言うと、なんだか平和すぎる気もした。。カウンターカルチャーじゃないというか、サブカルチャーじゃないというか、何というか。あれから20年を経て、フェス自体がメインカルチャーになったってことなのかな・・・。かつてのレイヴで感じた、何が起こるかわからないワクワクドキドキ感が少しあってもいかなって思った。でも、それは無いものねだりというもの。これはこれで十分満足ですわーー!!
ススキを見ながら会場を後にします。
秋の訪れを感じずにはいられないな。と、センチメンタルな気分にもなるってもんです。
またいつか行けるといいな・・・、そんなことを思いつつ。
それでは。また!!!