音そのものよりも音楽を聴いた体験が大切。小池レコード店から学んだこと♫

こんにちは! 幸せな暮らしの配達人 ニシヤマです。

以前の記事で、僕が高校生の頃、名古屋の輸入レコード店は笹島のタワーレコード文化堂だけだった、と書きましたが、もう一つ大事なお店を忘れてました。

それは、新栄の広小路通沿いにあった『小池レコード店』です。

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看板にハッキリと輸入LPと書いてあります

自転車通学していた時に、このお店の前を通って気になってたけど、入ったことはなかった。初めて僕が入店したのは20年くらい前のことです。

戦争直後、人々の心を癒やすために無料のレコードコンサートを開いていたってことは、新聞記事で知ってはいたけど、どんなお店なのかは全く知らなかった。

どうしてそのお店に入ろうと思ったかというと、すぐ近くのアポロシアターでチャボ(仲井戸麗市)のソロライブがあり、その時MCでライブの前に小池レコードっていう凄く渋いレコード屋に行ってきたよって話していたから・・・。
それを聞いてどんなところなのか、行ってみたいって思った。

お店に入ると店内は誰もいなくて、レコードも少ししか置いてない。
すると小池さんが奥からでてきて、「おみゃあさん初めてか、まあ、奥へ入りゃぁ」という感じに奥の部屋に誘われた。
誘われるままに妻と二人で古い骨董品のようなオーディオセットの前に座りました。

聴かせてくれたのは、なぜか、ビートルズのイエローサブマリン。

ツマミをいじりながら気持ちよさそうに音量を上げたり下げたりして、「どうだ?ええ音するやろ?」と満面の笑みで聞かれるから、「ええ、いい音ですね」と答えるしかなかった(笑)。

でもそれは、間違いなくいい音でした。

「じゃあ、こっちも聴いてみて。違いがわかるから」と別のレコードでイエローサブマリンを聴かせてくれた。

その音は確かに平坦な音に聴こえた・・・ような気がした。

レコードをかけながら小池さんが、いろんな面白い比喩を使いながら(残念ながら忘れたけど)、レコード盤の違いで音が断然違うことを説明してくれるので、その言葉に圧倒されて音の違いを正確に聴き分けることができなくなったようにも思う。そこには狂った人(良い意味で)そのものの、超絶な説得力があった。
熱狂した人には、相手に何かを伝える強烈なエネルギーがあるということだと思います。

それを抜きにしても、レコードを変えると明らかに音が変わることは、わかった。

お店を後にして、なんか不思議な体験だったなって思った。

キツネにでもつままれたのだろうか?

それまで一度も、レコード盤によって音の良し悪しが変わるなんて聞いたことがなかった。

だってオーディオが好きな人たちは、ほんの少しの音の違いのために大金をつぎ込んでいるんだから。それが常識だし!!
レコード盤で音が変わるのならば、オーディオに凝る前にレコード選びに心血を注ぐハズ。

そんな感じで、自分の中の常識との葛藤が始まりました。

同じ音源でも、レコード盤によって音が極端に違うものなのか?

違うとしたら、その高価なレコードを買う価値があるのだろうか?

未だにその結論は出てませんが・・・(笑)、僕はまんざらウソではないと思います。世間の常識ほどあてにならないものはありませんし。。。

常識なんてクソくらえ!!! ということです(笑)

その不思議な訪問から数年後に小池さんの娘さんから葉書が届きました。そこには来店のお礼とともに、亡くなったことが書いてありました。

あぁ、もう一度お会いして話したかったなって思った。

今日は不思議な音楽体験のことを書きました。
最後まで読んでくれてありがとうございました^^

音楽は目に見えないけれど、心の中に見えるさまざまな景色を楽しめるもの。
だから大好きなんだな。そんなことを思いました。

ではまた!!!


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西山 浩一
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